神戸・三宮エリアで中学生・高校生を指導している学習塾ENGROSSです。毎年春先になると、保護者の方からこんなご相談をいただきます。
- 中学校の勉強についていけるか心配
- 小学校と何が変わりますか?
- 塾はいつから必要ですか?
中学校に上がり、勉強の難易度もグッと上がっていきます。そのためには中学生になる前にこれをやっておくべきという勉強があります。今回は、新中学1年生と保護者の方に向けて、中学校で好スタートを切るための具体的な勉強アドバイスをお伝えします。
とにかく小学校の復習をやる
いきなり結論に入りますが、絶対にやるべきこととしては小学校の復習です。よく中学校の内容を先取りしたいと言う声もありますが、正直に言ってそこまで先取りするメリットはないです。と言うのも基本的に中学で最初の方に出てくる単元で難しくてできないという単元はありません。もちろん計算などでミスをしてしまうことはあるでしょうが、内容的にはわざわざ先取りしなくても中学に入ってから勉強していけばいい内容が揃っています。
それよりは小学校の内容を復習する方が最優先です。その方が中学1年生だけでなく、中学3年間を踏まえても理にかなっています。
そもそも勉強が苦手な生徒は小学校の内容ができていない
小学校の内容を優先する最も大きな理由は、中学生で勉強が苦手だと感じるせいとはそもそも小学校で習った内容が頭に入っていないということです。中学に入ると小学校で習ったことは「すでに習ったものとして」登場してきます。
このすでに習った状態のものができないと、その先に進むのがしんどくなります。なので小学校に出てきたものをしっかり復習しておくことが大事です。
復習は何をする?
そこで復習が大事になるのですが、各科目でどんなことを勉強しておくと良いでしょうか。科目別に見ていきたいと思います。
英語
最初は英語です。実は小学校と中学校で最もその難易度の差が大きいのが英語です。小学校の英語はコミュニケーション重視でしっかり話せることが大事です。もちろんこれはこれで重要なのですが、中学校に入るとライティングやリーディングの比重が増えていきます。特に、英単語が書けることが必須となります。
小学校では英語は読めればいいだけでしたが、中学は書けないと困ります。また、その上で小学校で出てきた単語はすでに習ったものとして書けると言う前提で中学に進んでいきます。小学校では大体600語くらいの英単語が登場しますが、実際には文章などに登場してきただけで、書く練習をほとんどしていません。ところが、中学ではこれらを書ける前提で進んでいきます。
そのため、単語ができないと中学では点数を取ることができず、中学1年生の序盤から英語で苦しむことになります。今の保護者の方が子どもの頃の中学の英語だと最初はアルファベットからスタートして、徐々にbe動詞に進んでいくという感じでした。今はいきなりbe動詞も一般動詞も登場してきます。また、中学で覚える単語量も増えているので、小学校で習ったものに加えて、さらに単語が増量されます。とにかく単語が書けないとスタートラインに立てないです。
なので、中学に入る前に小学校で登場した英単語を書けるように練習を重ねていきましょう。
小学校で登場した英単語を書けるように練習しよう!
数学
小学校は算数でしたが、中学では算数に変わります。数学も中学に入ってから一気に点数が下がっていく科目の一つです。中学の数学をスムーズに進めていくには、主に3つの単元が大事になります。
- 基本計算(特に分数・小数を含んだ計算)
- 速さの問題
- 割合の問題
最初は基本計算です。やはり計算が正く、素早くできることが大事です。ここで重要なこととして、基本とは簡単な問題ではなく、どんな数字が出てきても解ける状態ということを指します。特に分数や小数、またそれらが混じった四則計算でも普通にできる状態にしていく必要があります。中学の最初は計算単元がメインです。そこで点数を落とさないためには、それまでの小学校の計算ができるかどうかがポイントです。特に四則計算が混じった計算を正しくできるようにしましょう。
次に速さの問題です。中学では文字式や方程式の文章題で速さの問題が出題されます。それが正しくできるかどうかは結局のところ、速さの概念が正しく理解できているかどうかにつながります。単純に速さの計算ができるかどうかも大事ですが、速さの概念を具体例を挙げながら理解できているところまで持っていきたいです。中学に入ると文字が入るのでより抽象度が増していきます。そのためにも小学校のうちに具体的な数値で速さの問題を解けるようにしておきましょう。
最後に割合です。こちらも文字式や方程式の文章題で速さの問題が出題されます。こちらも計算ができることも大事ですが、概念を理解しておくことが大事です。これができるかどうかで大きく点数が変わってきます。というより、速さや割合が理解できていないので、点数を落とす人がたくさんいます。小学校のうちに復習しておきましょう。
小数・分数の計算・速さ・割合を理解しておこう!
国語
国語に関しては中学でも定期テストでは教科書に出てくる文章が中心で問題が出題されます。文章を読む力も大事ですが、それの元となる語彙力や漢字をしっかり覚えておくことが重要です。特に漢字は、中学生以降も新しく出てきますが、すでに小学生で習っている漢字がたくさん登場してきます。漢字を読めて書けるように練習しておきましょう。
漢字をしっかり覚えておこう!
社会・理科
社会や理科については小学校で習ったことの延長線上の内容を中学で学んでいきます。もちろん小学校では習っていないことも出てきますが、それは中学で登場してきた時に学んでいけば大丈夫です。
大事なことは社会も理科も実学であることです。普段から図鑑を見たり、本を読んだり、歴史の漫画を読んだり、地図帳や世界地図を見るなど、普通に生活していく中で学んだものが勉強にも活きていきます。勉強と思ってやることも大事ですが、図鑑や色々な資料など暇な時間で良いので見ていく習慣をつけていきましょう。
図鑑や世界地図などを読んでおこう!
中学校1年生で点数が下がらないようにしよう
神戸市内の公立中学校でもよく見られるのが、
- 最初の定期テストで差がつく
- 1学期の成績がそのまま内申の基礎になる
- 英語・数学で苦手意識が固定される
というケースです。以前は中学最初のテストは簡単でそこまで差がつかない、小学校と同じように90点以上とれるケースも多かったのですが、最近では最初のテストから点数が取れない子も増えてきました。
また、最近は1学期の中間テストを行わず、1学期は期末テストのみの学校も出てきています。その場合、最初のテストから範囲が広くなり、初めての中学校のテストに対応できない生徒も見受けられます。
中学校の成績は、高校受験に直結します。兵庫県の場合、公立高校の内申点は3年生のものだけが入試の対象となります。なので1年生の内申点は直接は関係ないですが、ここでの成績が2年生・3年生と続いていくことが多いです。そのため、1年生からしっかりと点数を取っていくようにしましょう。
まずは最初のテストでしっかり勉強して良い点数を取ることが大事です。大事なことは先取りではなく、習ったことをしっかり復習することです。そのため、小学生が終わった段階ではまずは小学校で習ったことを解けるように練習しておきましょう。
2学期を乗り切る!
次に中学1年生のテストは最初で良い点数が取れても徐々に下がっていく傾向があります。特に2学期に入ると問題も難しくなり、教科書が進むスピードも早くなり、一気に点数が下がってきます。割合や速さなどが理解できていないことも大きな原因となります。
ここで点数を下げずにしっかり1学期の点数をキープすることが大事です。そのためのポイントは速さや割合になってきますので、だからこそ小学校の勉強を早めに理解しておきましょう。
提出物や小テスト・発表も大事
中学校では、テストの点数だけで評価は決まりません。
評価の大きな割合を占めるのが
- ワークやプリントなどの提出物
- 小テスト
- 授業態度・発表
となります。今の学校の内申点の評価は主に3つの評価でABCの配点がついて評価されます。それを元に内申点は5段階で判定されます。
授業態度や提出物などは通知表における「主体的に学習取り組む態度」に該当します。これが低いといくらテスト結果が良くても内申点が低く出ることもあるので、こちらもしっかり対応していきましょう。
新中1は先取りではなくしっかりとした復習を
再度になりますが、新中学1年生にとって大事なことは中学内容を先取りすることではありません。小学校で出てきた内容を復習することです。各科目で重点的なものも変わってきますが、しっかり小学校の内容を理解しておくことが中学1年生での安定した成績につながります。
新中学で色々と焦ることもあると思いますが、中学においてはそこまで先取りは必要ありません。これまでやってきたことをしっかり身につけていくように努力していきましょう。

