「単元ごとの問題なら解けるのに、初めて見る英文になると意味が分からない」
「定期テストでは点数が取れるのに、模試の長文問題になると急に点数が落ちる」
上記のような経験はないでしょうか。 実は、英語の成績が途中で伸び悩む大きな原因の一つに、英語を単元ごとに切り離して勉強していることが挙げられます。
今回はなぜ単元ごとの学習だけでは限界が来るのか、そして知識をつなげて英語力を飛躍的に伸ばすための具体的な勉強法をお伝えします。
なぜ「単元ごとの勉強」だけでは英語が読めるようにならないのか?
学校の授業や市販の問題集は、「不定詞」「比較」「関係代名詞」のように単元ごとに分かれていることがほとんどです。 単元ごとの学習は各文法の基本ルールを理解するためには不可欠ですが、実際の長文や入試問題では、複数の文法が組み合わさった英文が登場します。
例えば、次の英文を見てみましょう。
I want to visit a country where people speak English.
私は人々が英語を話す国を訪れたい。
この短文1つの中にも、以下の文法要素が組み合わさっています。
「want to + 動詞の原形」(不定詞:〜したい)
「where」(関係副詞:前の場所を詳しく説明する働き)
「不定詞のテキスト」を開いているときには解けても、このように文法が複合した初見の英文に対応するには、単元を横断して文法を見抜く力が必要になります。
知識をつなげて英語力を伸ばす3つの勉強ステップ
では、バラバラの知識を「使える英語力」に変えるにはどうすればよいのでしょうか。今日から実践できる3つのステップを紹介します。
ステップ1
似ている文法・過去に習った文法と「比較」する
新しい単元を習ったときには、必ず過去に習った類似表現と比較して考える癖をつけましょう。
現在形 vs 現在進行形
I study English every day.
習慣:毎日勉強する
I am studying English now.
進行:今まさに勉強している
単に公式を覚えるだけでなく、「何が同じで、何がどう違うのか」を意識することで、文法の本質的な理解が深まります。
ステップ2:文法問題は「なぜその答えになるか」まで解説できるようにする
文法問題を解く際、正解・不正解だけで終わらせてはいけません。 *
「なぜこの選択肢が正解なのか」
「なぜ他の選択肢ではダメなのか」
ここまで根拠を持って説明できるように練習することで、長文の中でその文法が出てきたときにも瞬時に見抜けるようになります。
ステップ3:長文読解で「習った文法がどう使われているか」を確認する
長文が読めない原因を「単語力不足」だと思いがちですが、実際は「文法知識が組み合わさった構造を読み解けていない」ケースが多くあります。
長文を読んだ後は、精読(一文一文の主語・動詞・修飾関係の確認)を行い、習った文法が実際の英文の中でどのように機能しているかをチェックしましょう。
定期テストが終わった後が「本当の勝負」
定期テスト対策として範囲内の文法を集中的に覚えることは大切です。しかし、テストが終わった瞬間に復習をやめてしまうのは非常にもったいないことです。
英語は積上げ型の教科です。中学1年生で習う基礎が崩れていると、中2・中3や高校生で習う複雑な英文は理解できません。また、高校入試や大学入試では、単元ごとではなく全範囲からランダムに出題されます。
定期テストが終わった後も、新しい単元を学ぶ際に「関連する過去の単元」をセットで復習する習慣をつけましょう。
まとめ:知識をつなげることで英語は得意になる
英語の勉強は、単なる暗記作業ではありません。
このサイクルを繰り返すことで、バラバラだった知識が線でつながり、模試や入試でも崩れない本物の英語力が身につきます。まずは今日解いた問題の「解説」を自分で作ってみることから始めてみましょう。

