魔の2学期を乗り越えろ!中学生の成績を落とさないために今からやるべきこと

夏休みが終わると2学期が始まります。長かった夏休みが終わると、学校生活も再び始まり、少しずついつもの生活リズムに戻っていきます。

中学生にとって、2学期は学校生活が忙しくなるだけではありません。勉強面から見ると、2学期は1年間の中でも特に注意しなければならない時期です。

1学期と同じように勉強しているのに、なぜかテストの点数が下がってしまう。授業についていくことが難しくなってきた。夏休みが終わったあたりから、急に勉強が難しく感じるようになった。

このような経験をする中学生が毎年出てきます。

そのため、2学期は中学生にとってまさに魔の2学期ともいえる時期です。

ただし、2学期の勉強が難しくなることを必要以上に怖がる必要はありません。大切なのは、2学期から勉強が難しくなることをあらかじめ知っておき、それに合わせて勉強の方法を合わせていくことです。

今回は、なぜ2学期の勉強が難しくなるのか、そして2学期を乗り越えるためにはどのような勉強をすればよいのかについて考えていきます。

目次

なぜ2学期は勉強が難しくなるのか

そもそも、なぜ2学期になると急に勉強が難しく感じられるのでしょうか。

その大きな理由の一つは、各教科で学習内容の難易度が上がっていくからです。

1学期にも難しい単元はあります。しかし、2学期以降は、それまでに習った知識を使いながら新しい内容を理解する必要がある単元が増えてきます。

単純に新しい知識を覚えるだけではなく、複数の知識を組み合わせて問題を解かなければならなくなるのです。

さらに、学校の授業は待ってくれません。一つの単元でつまずいてしまっても、授業は次の単元へ進んでいきます。そして、数学や英語のような積み上げ型の教科では、前の単元で学んだことが次の単元でも必要になることがあります。

最初は小さな分からない部分だったものが、そのまま放置することで少しずつ大きくなり、気がついたときには授業の内容がほとんど分からなくなってしまうこともあります。

だからこそ、2学期は1学期以上に日々の勉強が重要になります。

数学は2学期から一気に難しくなる

中学生が2学期に苦戦しやすい教科の代表格が数学です。

学年によって学習内容は異なりますが、2学期には数学の中でも特に難しいと感じる人が多い単元が登場します。

中学1年生では、比例・反比例を学習します。比例や反比例は、単に式を覚えて計算するだけではありません。表やグラフを読み取ったり、数量の関係を式で表したりする必要があります。

これまでの数学では、問題に書かれている数字を使って計算すれば答えを出せる問題も多かったかもしれません。しかし、比例・反比例では、問題文から数量の関係を読み取り、それを数学的に表現する力が求められます。中学1年生にとっては、数学の勉強が少し難しくなってきたと感じるきっかけになりやすい単元です。

中学2年生では、さらに注意が必要です。2学期には一次関数や図形、合同など、数学の中でも苦手になりやすい単元が続いていきます。特に一次関数では、式だけを理解していればよいわけではありません。グラフと式を関連付けて考えたり、変化の割合を利用したり、文章問題から一次関数の関係を読み取ったりする必要があります。

また、図形の合同や証明では、これまでの計算中心の数学とは少し違った考え方が必要になります。なぜそのことがいえるのかを、順序立てて説明する力も求められるようになります。

そして中学3年生です。中3の2学期は、高校入試を考えるうえでも非常に重要な時期です。二次関数や相似など、数学の中でも特に難しい単元が登場します。二次関数では、式だけではなくグラフについても理解しなければなりません。相似では、図形の性質を理解したうえで、長さや面積などを求める問題に取り組むことになります。また、中学生が苦手とする比の計算も求められます。さらに、入試を意識するのであれば、これまでに学習した内容と新しい単元を組み合わせた問題にも対応できなければなりません。

このように考えると、中学生の数学は2学期から大きく難易度が上がると言ってもよいでしょう。

理科も暗記だけでは対応できなくなる

2学期に難しくなるのは数学だけではありません。

理科も、学年によって物理や化学などの内容が増えてくることで、これまでとは違った勉強が必要になります。

理科というと、用語や実験結果を覚える教科だと思っている人もいるかもしれません。もちろん、覚えることも重要です。しかし、2学期からは暗記だけでは解けない問題が増えてきます。

例えば、実験の結果を表やグラフから読み取り、そこから何が分かるのかを考える問題があります。

また、物理分野では、公式を使って計算する問題も出てきます。化学分野でも、物質の変化や質量などについて、実験結果をもとに考えたり計算したりする問題が登場します。こうした問題では、単純に公式を覚えているだけでは十分ではありません。

問題文を読んで、何が分かっていて、何を求めればよいのかを整理する必要があります。そして、その問題がどのような実験や現象について聞いているのかを理解したうえで、適切な考え方を選ばなければなりません。

理科も2学期からは覚えるだけの勉強から、理解して問題を解く、計算をする勉強へと変えていく必要があります。

英語は文法が増えるからこそ注意が必要

英語も2学期になると難しくなってきます。

その理由は、新しい文法が次々と登場するからです。英語の学習が進むにつれて、現在形、過去形、進行形、未来を表す表現など、さまざまな文法を使い分ける必要が出てきます。

さらに、単語や熟語も少しずつ増えていきます。

1学期のうちは、授業で習った文法を覚え、それを使って英文を作ることで対応できていたとしても、2学期からは複数の文法を区別しながら英文を読む必要が出てきます。

ここで大切なのは、文法を一つずつバラバラに覚えないことです。例えば、過去のことを表しているのか、今行なっていることを表しているのか、これからすることを表しているのか。英文を見たときに、その文が何を表しているのかを判断できるようになることが大切です。

また、英語は一度分からなくなると、その後の学習にも影響しやすい教科です。単語が分からない、文法が分からない、英文の構造が分からないという状態が重なると、長い英文を読んだときに内容を理解することが難しくなります。

だからこそ、英語については分からない部分をそのままにせず、一つずつ確認していくことが大切です。

1学期と同じ勉強方法では間に合わなくなる

ここまで数学、理科、英語について見てきましたが、2学期の勉強で一番意識してほしいことがあります。

それは、1学期と同じ勉強方法を続けないことです。1学期は、テスト前に学校のワークをまとめて解いたり、教科書を何度も読んだりすることで、ある程度点数を取ることができた人もいるでしょう。

しかし、2学期からは学習内容が難しくなり、テスト範囲も広くなってきます。テスト直前になってから、初めて問題を解き始めるという勉強方法では、十分な練習時間を確保できなくなる可能性があります。

特に数学では、解き方を理解して実際に自分で問題を解けるようになるまでに時間が必要です。英語でも、文法を覚えたからといってすぐに使いこなせるとは限りません。理科でも、用語を覚えたあとに実験問題や計算問題を練習する必要があります。

だからこそ、2学期はテスト前だけ頑張るのではなく、普段から少しずつ勉強を進めることが重要になります。

2学期は毎日の復習が大切

では、具体的にどのような勉強をすればよいのでしょうか。

まず意識してほしいのが、その日の授業内容をできるだけその日のうちに確認することです。

数学なら、その日に習った問題をもう一度解いてみる。英語なら、新しく習った文法を使って英文を確認する。理科なら、授業で行った実験について、何を調べるための実験だったのかを振り返る。どんな計算で解けるのかを確認する。

こうした短時間の復習を毎日行うだけでも、学習内容の定着度は変わってきます。

授業を受けた直後であれば、先生が説明した内容も比較的覚えています。その日のうちに復習しておけば、分からない部分にも早く気づくことができます。逆に、何週間も放置してからテスト前にまとめて勉強しようとすると、どこから分からないのかすら分からなくなってしまうことがあります。

2学期は、毎日の小さな復習を積み重ねることが大きな差につながります。

学校のワークは早めに進めておこう

学校のワークについても、テスト前まで残しておかないことが大切です。

授業で習ったところまで進めておけば、テスト前には間違えた問題を中心に復習できます。

一方、テスト前になってからワークを最初から最後まで解こうとすると、それだけでかなりの時間を使ってしまいます。ワークを終わらせることが目的になってしまい、間違えた問題を解き直す時間がなくなってしまいます。大事なのは、ワークを終わらせることではありません。一度間違えた問題を、次に解いたときには正解できるようにすることです。

そのためにも、普段から少しずつワークを進めておき、テスト前には間違えた問題や苦手な問題に時間を使える状態を作っておきましょう。

勉強時間よりも、できない問題に目を向ける

勉強時間を増やすことはもちろん大切です。

しかし、ただ長時間机に座っていれば成績が上がるわけではありません。

重要なのは、自分ができない問題にどれだけ向き合えているかです。例えば数学の問題を解いて、10問中8問正解したとします。そこで8問正解できたことに満足して終わるのではなく、間違えた2問について考えてみましょう。計算ミスだったのか、公式を覚えていなかったのか、それとも問題の意味そのものを理解できていなかったのか。

間違えた原因を確認することで、自分に必要な勉強が見えてきます。勉強とは、できる問題を何度も解くことだけではありません。できなかった問題をできるようにすることこそ、成績を伸ばすために必要な勉強です。

2学期は、こうした勉強の質にも目を向けていきましょう。

中学1年生は「中学校の勉強」に慣れる時期

中学1年生にとって、2学期は中学校の勉強の本当の難しさを感じ始める時期です。入学したばかりの1学期は、まだ中学校の授業やテストに慣れていない中で勉強していた人も多いでしょう。しかし、2学期になると授業のスピードにも慣れ、学習内容も本格的に難しくなります。

数学では比例・反比例が始まり、英語でも学習する文法や単語が増えていきます。分からないところを放置しないことが必要不可欠です。中1の2学期でつまずいた内容が、その後の数学や英語の学習につながっていくこともあります。今のうちに勉強する習慣を身につけておくことが、中学校生活の後半を大きく楽にしてくれます。

中学2年生は特に注意したい時期

中学2年生は、2学期の勉強を特に頑張ってほしい学年です。

一次関数や合同、証明など、数学の中でも苦手になりやすい単元が続いていきます。

英語でも新しい文法が増え、それまでに習った内容との区別が必要になります。さらに、中学2年生は高校受験をまだ先のことだと思ってしまう時期です。しかし、高校入試で必要になる学力は、中学3年生になってから突然身につくものではありません。中2の段階で基礎をしっかり固めておくことが、中3になってからの受験勉強につながります。今の成績だけを見るのではなく、1年後、2年後を考えて勉強することが重要です。

中学3年生にとって2学期は勝負の時期

そして、中学3年生にとって2学期は非常に重要な時期です。

数学では二次関数や相似などの難しい単元を学習しながら、これまでに習った内容の復習も必要になります。高校入試を考えるのであれば、定期テストの勉強だけでは十分ではありません。入試では、教科書の内容をそのまま答えるのではなく、複数の知識を使って考える問題や、初めて見る問題に対応する力も必要になります。そのため、中3の2学期は学校の勉強を大切にしながら、少しずつ入試を意識した勉強へ移行していく必要があります。ここで勉強を後回しにしてしまうと、冬になってから一気に取り戻すことが難しくなります。反対に、2学期から計画的に勉強を進めていけば、冬以降の受験勉強にも余裕が生まれます。

2学期は「今から始める」ことが大切

2学期の勉強は、確かに1学期よりも難しくなります。しかし、だからといって必要以上に不安になる必要はありません。大切なのは、難しくなることを知ったうえで、早めに準備を始めることです。

テスト直前になって慌てるのではなく、普段から授業の復習をする。学校のワークを少しずつ進める。間違えた問題を解き直す。分からないところがあれば、そのままにせず質問する。

こうした当たり前のことを、当たり前に続けることが2学期の勉強では何よりも大切です。

そして、2学期は、勉強が難しくなるからこそ、頑張った人とそうでない人との差がつきやすい時期でもあります。みんなが難しいと感じる単元だからこそ、早めに勉強を始めた人には大きなチャンスがあります。1学期の勉強でうまくいかなかったところがある人も、2学期からやり方を変えることはできます。

魔の2学期を乗り越えるために

中学生にとって2学期は、数学、英語、理科のどの教科でも学習内容が難しくなっていきます。単純に覚えるだけの勉強から、理解して、考えて、実際に問題を解く勉強へと変えていかなければなりません。

だからこそ、1学期と同じ勉強方法を続けるのではなく、2学期に合わせて勉強の仕方を変えていきましょう。毎日の少しずつの積み重ねが、テスト前の大きな余裕につながります。そして、その積み重ねが定期テストの点数だけでなく、高校入試に向けた力にもつながっていきます。

2学期は魔の2学期かもしれません。

でも、早めに準備をした人にとっては、自分の成績を伸ばすチャンスでもあります。

この2学期を、ただ乗り越えるだけの3か月にするのか、それとも大きく成長する3か月にするのか。その差は、今日の勉強から始まります。早め早めに勉強に取り組んでいきましょう。

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